Valorantを起動しようとしたときに Valorant secure boot error が表示される場合、それはRiot Gamesの不正防止システム Vanguard が、Secure Boot(セキュアブート) または TPM 2.0(トラステッド プラットフォーム モジュール 2.0) が有効になっていないことを検出しているという意味です。この設定が適切でないと、Valorant は起動せず、VAN9001 や VAN9003 のようなエラーコードが出ることがあります。
このガイドでは、「なぜこのエラーが出るのか」「現在の状態をどう確認するか」「どのように修正すれば良いか」を初心者にも分かるように一つずつ説明していきます。
Valorant Secure Bootエラーとは
「Valorant secure boot error」は、Valorant の反チートシステム Vanguard が、PCに必要なセキュリティ機能が有効になっていないと判断したときに発生します。Vanguard はOSが立ち上がる前の段階からセキュリティチェックを行うため、Secure Boot と TPM 2.0 が無効なままだと正しく動作できずゲームの起動がブロックされます。
Secure BootはPCが起動する際に信頼できないソフトウェアが読み込まれるのを防ぎ、TPM 2.0はデバイスのセキュリティを保証するためのハードウェア的な機能です。どちらかがオフになっていると、Valorant は安全でない環境と判断しエラーを出します。
なぜValorantはSecure BootとTPM 2.0を必要とするのか
Valorant は Vanguard という深いレベルで動作する保護システムを使っています。このシステムが機能するためには、起動時のセキュリティが確保されている必要があります。そのため、Valorant はSecure BootとTPM 2.0の両方が有効であることを前提条件としており、これが満たされないと起動が制限されます。
Secure Bootは、OSが立ち上がる前に信頼されていないコードが読み込まれていないかをチェックし、TPM 2.0はハードウェアレベルでシステムの整合性を確認します。これにより高度なチートの検出や防止が可能になります。
Secure BootとTPM 2.0が有効か確認する方法
1. Secure Bootの確認
- キーボードで Windows + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
msinfo32と入力して Enter を押します。- 表示された「システム情報」画面で Secure Bootの状態 を確認します。
- Enabled(有効) ならSecure Bootはオンです。
- Disabled(無効) または Unsupported(非対応) の場合は有効になっていません。
- BIOSモード が UEFI になっているかも確認します。LegacyモードだとSecure Bootは使えません。
2. TPM 2.0の確認
- キーボードで Windows + R を押します。
tpm.mscと入力して Enter を押します。- 「TPM管理」画面が開き、TPMの状態が確認できます。
- 「TPMが利用可能で、バージョンが2.0」となっていれば有効です。
- 表示がない場合や古いバージョンの場合は、BIOSで有効化する必要があります。
Valorant Secure Bootエラーを修正する手順
以下のステップに従ってPCの設定を変更します。
1. BIOS/UEFIに入る
PCを再起動し、起動中に指定されたキー(一般的には Delete(Del), F2 , F10 , Esc など)を連打してBIOS/UEFI設定画面に入ります。または、Windows設定の「更新とセキュリティ」から「回復 > 高度なスタートアップ > 今すぐ再起動」を選択し、「UEFIファームウェア設定」を選ぶことでも入れます。
2. BIOSをUEFIモードに変更
Secure BootはUEFIモードでしか機能しないため、BIOSモードが Legacy になっている場合は UEFI に変更してください。この変更を行うときは、システムドライブがGPT形式である必要があります。MBR形式の場合はGPTに変換が必要です。
3. TPM 2.0を有効にする
BIOS内の Advanced(詳細設定) や Security(セキュリティ) のタブを開き、「TPM」や「Intel PTT」(Intelの場合)、「AMD fTPM」(AMDの場合)といった項目を見つけて、Enabled(有効) に設定します。設定を保存して再起動します。
4. Secure Bootを有効にする
TPMを有効にした後、同じBIOS/UEFI画面で「Secure Boot」の設定を探し、Enabled(有効) に切り替えます。設定を保存して再起動すると、Secure Bootが有効になります。
5. 追加の確認項目
- BIOSに「CSM(互換性サポートモジュール)」という設定がある場合は**Disabled(無効)**にするとSecure Bootが安定して動作します。
- システムドライブがGPT形式になっているか、Windowsのディスク管理で確認・変更します。
- Vanguard の問題かもしれない場合は、一度アンインストールしてから再インストールする方法もあります。
- BIOSにSecure BootやTPMの設定項目がない場合は、マザーボードメーカーの公式サポートから最新ファームウェアにアップデートすることを検討してください。
よくある問題と対処法
- 設定を変更しても反映されない場合:Secure Bootキーを「デフォルトにリセット」する項目があるBIOSならそれを実行すると改善する場合があります。
- Windows上でSecure Bootが有効表示にならない場合:PCを完全シャットダウンして再起動してみてください。
- TPMが認識されないPCの場合:マザーボードが古いとTPM 2.0に対応していないことがあります。その場合は物理TPMモジュールの追加が必要になることもありますが、最近のPCはほとんどソフトウェアTPMに対応しています。
まとめ
Valorantで Valorant secure boot error が発生するのは、PCのセキュリティ設定が反チートシステムの要求を満たしていないことが原因です。Secure BootとTPM 2.0を有効にし、UEFIモードでWindowsが起動するよう設定することでエラーは解消されます。これらの設定はValorantだけでなく、PC全体のセキュリティを向上させるためにも役立ちます。

