Electronic Arts(EA)は、主要ゲームシリーズへの投資を優先する新たな事業戦略を発表した。『バトルフィールド』『Apex Legends』『EA Sports FC』『Madden NFL』などに経営資源を集中させ、同時に進める大型プロジェクトの数を減らす方針だ。この再編に伴い、カナダのエドモントンに拠点を置くBioWareも閉鎖される。新作『Mass Effect』の初期開発を中止したことも明らかになった。
『バトルフィールド』と『Apex Legends』への投資を拡大
- EAは『バトルフィールド』と『Apex Legends』への投資を増やす方針。
- Respawn EntertainmentとDICEが将来のプロジェクトで協力する可能性がある。
- Marvelの『アイアンマン』ゲームと『Star Wars Jedi』シリーズ第3作は開発が継続される。
- 大型タイトルを同時に開発する数を抑える計画だ。

『EA Sports FC』『Madden NFL』『Fight Night』も重点タイトルに
スポーツゲーム部門も引き続き重要な位置を占める。EAは『EA Sports FC』シリーズを展開するほか、新作アメリカンフットボールゲーム『Project Gridiron』(仮称)を開発している。また、ボクシングゲームシリーズ『Fight Night』の復活も計画されている。
『The Sims』は継続、『Project Lotus』は一時停止
EAは『The Sims』シリーズの継続を確認した一方、『Project Lotus』を一時停止した。『Skate』の開発チームも人員削減の対象となり、事業全体で組織の再編が進められる。
BioWare閉鎖で新作『Mass Effect』の開発も中止
『Dragon Age』や『Mass Effect』などのRPGで知られるBioWareは、今回の再編で大きな影響を受ける。EAによると、少人数のチームが新作『Mass Effect』の初期開発に取り組んでいたが、プロジェクトの継続を断念し、エドモントンのスタジオを閉鎖することを決定した。
影響を受ける従業員の今後や、最終的な人員削減数について、EAは詳細を明らかにしていない。PC Gamerが紹介したBloombergの報道では、EA全体で約400人の雇用削減が検討されていると伝えられていた。
EA買収でゲームスタジオの今後に懸念
今回の再編は、サウジアラビアの公共投資基金(PIF)が主導する投資家グループによるEA買収を背景に発表された。PC Gamerによると、この取引に関連する財務構造には約200億ドルの負債が含まれる。
コスト削減の拡大や、サウジアラビアと関係のあるゲーム投資企業Savvy Games Groupとの統合の可能性も報じられている。ただし、これらはEAが公式に発表した施策とは区別する必要がある。
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